「今日こそは晴れる!」っていう願がけも空しく、日中は継続して、大雨。ところにより、雷。
「いや、絶対、今日こそは晴れるだろう。」っていう精神論だけで、雨具は持たずに、水着を用意してしまうあたり、自分というのは恐ろしいものだ。
もうすぐ3歳になる息子。日常会話はほとんど通じるようになった。そんな息子を通して、言葉のパワーを感じることが多くなった。
「◯◯しよう」「◯◯行こう」とか、その会話をした瞬間は、本人が眠たくて会話として成立していなくても、しっかりと約束として?言霊として?存在することに、親である私がビビってしまう。
生半可な気持ちではもう向き合えないんだなと、こちらも覚悟するしかない。
そんなこんなで、「動物園行こう」という会話は、息子の中に強く存在している。コロナ禍で、長い間、動物たちに会えないフラストレーションは、確実に積み上がっていた。
「今日は車検に車を出すから、そのついでに近くの動物園行こうね。」という言葉。朝こそ希望を持ったものの、時間と共に強くなる雨に怯む親をよそに、「動物園行こうね★」の情熱が増していく息子。
雨でもやっているのかな?という不安の中、動物園に到着すると、なんと、開いていた。
駐車場から動物園の入口までの送迎バス、雨が強く、心は泣いた。
門から、園の入口、動物たちがいる各ブースまで、いずれもしっかり距離がある。園の入口に着く頃には、もう靴下まで雨水が浸透していた。
こんな天候で外を出歩くことが滅多に無いので、「もうやだ」という気持ちでいっぱいだった。
アメダスを何度再生しても、この先晴れる見込みなし。入園したのだから、と先をゆく。
奥の休憩エリアに到着し、またそこでもアメダスを確認。事態は何も変わらない。
カッパを着た子供たち、ベビーカーもカッパを着て雨仕様。用意がいいな。そんな親子を何組か見送った後、少し雨が弱まった(ように見えた)タイミングで外に出る。
自然には抗えない、雨に打たれ続けて、なんだか楽しくなってきた。
雨の動物園も楽しいかもしれない。
今度はしっかり雨仕様の準備をして、雨の日を狙って、じっくり動物園を楽しもうと思った。
0コメント