採卵しようものにも腸が被っているとのことで、しばらくグリグリされましたが、状況は変わらず
いったん、採卵中止
手術台から解かれ、部屋に戻る廊下などで歩いて、腸の被りが消えるように努力
待つこと30分
再び手術室に呼ばれる
あんまり解消されていないようで、最後は看護婦さんにお腹を押してもらって、なんとか採卵へ
ただ、針を刺しても、卵胞に届かないようで、何度も針を刺される、、、
卵巣の壁が伸びてしまい、うまいこと刺さらないとのこと
卵胞の細胞を刺してるんじゃないかってくらい、刺してたんで、心配
せっかく育ててきたのになあと、やるせなくなる
とりあえず採卵自体は終わり、言い方変えれば、どんな形であれ見える卵胞は取らないと手術も終わらず、治療も先に進まないことから、若干強制的に終わったという印象
先生にもよると思いますが、男性のお医者さんの方が超音波の棒の挿入も優しく、自分にはないものを扱うためか全体的に優しい印象を受けます
今回は女性の先生だったので、だいぶ強烈な痛みと違和感でした
このコロナ禍で基本的に担当医は不在のため、どなたに担当いただけるかはガチャみたいなもの
決して今の女性の先生が嫌いなわけじゃない、と自分でなだめる
なんだかいろんな感情が湧き上がる
こうしている間にも、普通に仕事している夫に八つ当たりしたくなるし、加齢には勝てない、日ごろなんの準備もしてない自分にもむかつくし、今回もうまく行かなかったんじゃないかって泣きたい気持ちもこみ上げてくる
そして明日からも平然を装いフルタイムで仕事をこなすであろう自分を嫌いになる
腸が被ることは自然現象だから仕方ないのに、手術室にいるみんなに「すみません」と謝る自分がいる
昨日読んだ不妊治療のブログの主人公が頭から離れない
自分の存在に対して、自分自身が肯定的ではない
自分を否定するときだけは、推測ではなく、断定表現を用いる不思議
今日もとんぼかえりして、午後から普通に仕事しようと考えていた自分が嫌い
反吐が、ヘドロが、止まりません!悲しい!
刹那的になっていく自分
安静時間を経て、ナースセンターから出るときに、心は救われる
看護師さんがかけてくださる言葉は慈悲深く、そして言葉に美しさを取り戻す気力を回復してくれる
法律で定められているから医者にしかできないことはある
ただ、私にとっては人生のどんな場面においても、偉大なのは看護師さん
そう、断然、看護師さん
看護師さん、いつもありがとうございます
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